管理者へのグチ

はぁ。何でもかんでもチェックさせれば品質が上がると思ってるんだろうか。
「○○を全部チェックしろ」と命令する事は、開発者から○○以外をチェックする時間やモチベーションを奪う。開発者が「△△にバグがありそう」と思っていても、○○を全部チェックし終わったときには△△の事を忘れているか、もしくは「もーいーや、ほっとこ」と考えるようになってしまう。
開発者を信頼していない管理者がそういった具体的な指示をする。そして、文句を言うと「問題出すヤツが悪い」だ。はぁ?今時のソフトはバグ無しに開発できるハズないだろ。それに、バグがなくならないのは、チェックが足りないからじゃなくて能力と時間が足りないからだし。オブジェクト指向プログラミングすらマトモにできない人間にマルチスレッドプログラムを設計させてるんだから、そりゃ問題も起こるわな。
あと、「開発者が何をテストするかを自分で決めるのは品質が開発者に依存する」とか言ってるけど、管理者の鶴の一声で大規模に工数とって○○をチェックするってのは「品質が管理者の思いつきに依存する」わけ。プロセス改善だの属人性の排除だのを言うなら、まず「鶴の一声」をやめろ。
ここでグチってても仕方が無いんだけど、直属の上司はしがない中間管理職だし、だれにも「鶴の一声」を止める権限が無い。
そうして、僕は今週も休出だとさ。

「品質を無視した納期」「危険な仕様」に対してプログラマが拒否権を持っていて、「開発者の能力と品質の相関は切っても切れない」という事を認めたプロセスで開発していて、優先順位が「顧客第一、社員第二、会社は二の次」な会社の方がもしこの日記を読んでくれているなら、転職考えるので連絡下さい。
って、内輪向け日記で書いてもしょうがないけどねぇ。

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