変化ヲ抱擁セヨ(個人編)

ある作業がある。その作業を行うのに、2つの方法があり、その片方は経験済みだとする。
さて、2つの方法で予測コストに大きな差がないとき、どちらの方法を選ぶだろうか?

官僚的なマネージャーなら、経験済みの方法を選ぶだろう。そっちの方が高い精度で予測可能で、リスクが小さい。

でも、ひょっとしたらもう片方の方法を使うと、とても効率よく作業できるかもしれない。新しい発見があるかもしれない。作業者が成長できるのは、別の方法にチャレンジすることだ。

1つのプロジェクトだけなら、予測可能で安全な方法だけを選んで安全に終わらせれば良い。でも、プログラマは、そのプロジェクトが終わった後もその会社で別のプロジェクトに従事する可能性が高い。数年後、「1つの方法で5つのプロジェクトを経験しました」という人と、「5つの方法で5つのプロジェクトを経験しました」という人、どちらが会社にとっての財産だろうか?

リスクの少ない方法を取るということは、数年後、新しい技術について行けないお荷物を抱えるというリスクを取っているということでもある。


・・・というのは、今の職場で単体テストが完全にプログラマの裁量に任せられているのを良いことに、CUnit、CppUnit、cut、NUnit、embUnit、と意味もなくいろんなユニットテストフレームワークを試して遊んでいる言い訳です。

このブログに乗せているコードは引用を除き CC0 1.0 で提供します。