ソフトウェア開発プロセスとプログラミングパラダイムは別物

上のエントリは、id:JavaBlackさんのエントリに触発されて書いたもの。
http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20060504#p2

id:JavaBlackさんも憂鬱本否定派なんだけど、id:naoyaさんが「オブジェクト指向が判ってない」と判断されてるのはどうかと思う。

id:naoyaさんの話は

  1. 憂鬱本に書いてあったウォーターフォール開発をやってみたけど、紙の上でちゃんとした設計なんて出来ないよ!
  2. プログラミング言語を使って設計した方が効率が良いことに気づいた。
  3. プログラミング言語使って試行錯誤するなら、動的型付け言語の方が効率良いよねっ!

という流れであり、オブジェクト指向プログラミングとは全く関係ない。少なくとも、はてなの中の開発者がオブジェクト指向プログラミングが判ってないとは思えない。Perlのクラスライブラリを利用するのにだってオブジェクト指向プログラミングへの理解は必要だろう。

id:JavaBlackさんはオブジェクト指向分析 or オブジェクト指向設計が判ってないという意味で「オブジェクト指向が判ってない」とおっしゃっているのかもしれないけど、オブジェクト指向○○の○○を省略するとプログラマOOPと脳内補完してしまうので、ちゃんと最後まで書いてほしい。

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