自動車とソフトウェア

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つまり、ソフトウェア開発を自動車の製造と比較しているのである。自動車は、「わずか」数百万円なのに「使える」製品が買える。自動車と同程度に複雑なソフトウェアを開発しようと思ったら、少なくとも数億円から数十億円はかかるだろうし、数十億円かけたところで、現在の工業製品としての自動車のレベルの品質は望むべくもない。

いや、自動車と同じで良かったら、高品質のものが簡単に買えるよ。MS Officeとか、すっごい高品質で低価格だし。
あの記事で問題なのは、量産される自動車と特注のソフトを比べているところ。比べるなら量産されてるパッケージソフトにしてくれ。

逆に、自動車を特注で作ってるところを考えてみて。「車高が低くて300馬力くらいで3ドアでスマートでカッコイイの」みたいな要求を出す客から、いろいろ聞き出して、デザインしてイメージを合わせ、間違っていたら修正して・・・。例えエンジンのようなコア部品が量産品流用できても、金型起こして車体作ったりしてたら軽く1000万円は超えるし、注文を出す側が車に詳しくないと納車してから「やっぱりイメージと違うなぁ」ってことが多発する。

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