iPodとDRM

「理想はDRMフリー、スティーブ・ジョブズ氏がDRM問題にコメント」
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/02/07/100.html

Jobs氏のオープンレターは、iPodiTunesがMP3やDRMフリーのAACなどオープンなオーディオファイル形式をサポートしているという指摘から始まる。その上でiTunes Storeの音楽販売にDRMが採用されているのは、レコード会社との契約の条件であるとしている。

うん、D-SnapやGigabeatみたいに、DRM無しのMP3をわざわざ暗号化しないと聴けない国産オーディオプレーヤーは買う気にならないけど、iPodなら買っても良いな。
でも、Fair Playを他社にライセンスしていないのは頂けない。Fair Playに対応したiPod以外のオーディオ機器を作れないし、iTunes以外でオンライン楽曲販売ができない。
この点は、Microsoftに分がある・・・といってもMicrosoft方式はWMA使わないといけない時点であり得ないんだけど。

Jobs氏は、2006年に販売されたDRM付き音楽が20億曲だったのに対して、同時期に200億曲ものDRMで保護されていない楽曲がCDなどを通じて販売された矛盾を指摘。90%以上の楽曲がDRMフリーで販売されている中で、一部の楽曲にDRMを施して販売する効果に疑問符を付けている。

コレに関しては激しく同意。
ネット上での違法音楽交換は音楽CDを元にできていて、誰か一人でも違法アップロードしたらP2Pでいくらでも広がるんだから、MP3にDRMをかけても意味がない。
一番付加価値が高いコンテンツ(HD音楽、Music Video)から厳しいDRMをかけて、一番お手軽なMP3はDRM無しで販売って方が理にかなってる。

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