ハネムーンナンバー

ハネムーンナンバーという単語をご存じだろうか?以前までトラックナンバーと言われていたものである。
ただし、トラックナンバーから少し定義が変わり、「最低」何人が居なくなったらではなく、「平均」何人が居なくなったらとされている。(参考

で、今、僕は職場のハネムーンナンバーを下げる要因になっている。僕が突然居なくなったら、プロジェクトの運営に大きく支障をきたす。これは奢りとか自慢じゃなくて、悪い意味。僕が担当している機能は僕しか完全には把握しておらず、僕が突然居なくなったら、誰かがそこを担当するには数ヶ月の準備期間が必要になる。これは、半年に1回のペースで機種を開発する今の職場では致命的だ。

ドキュメント不足が原因だと指摘する人もいるだろう。でも、ドキュメントを書いても、根本的な問題は解決しない。ドキュメントを書くことで3ヶ月必要だった準備期間が2.5ヶ月にはなるかもしれないが、0には絶対にならない。結局、僕の仕事を引き継ぐには、引き継ぐ人が必要な暗黙知を確保する時間が必要なのだ。

短期間の開発プロジェクトでハネムーンナンバーを下げるには、効率の悪いドキュメントによるコミュニケーションを出来るだけ減らさなければならない。(http://d.hatena.ne.jp/methane/20060127/1138377743
ペアプログラミングによる暗黙知の共有は、ハネムーンナンバーを下げる効率のよい方法だ。

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