ゲームのダウンロード販売
しばらく前に、式神の城I&IIをダウンロード販売で購入した。
購入した後に判ったのだが、PCをオンラインで個体識別し、そのPCでしか再インストールは出来ないようになっている。つまり、キーとして認識しているパーツ(MACアドレスならLANチップ)を交換すると、そのゲームは再インストール出来なくなる。自作PCユーザーには非常に不便だ。
さらにムカツクのは、ダウンロード販売での値段がパッケージ販売の値段と同じと言うことだ。パッケージ販売とダウンロード販売では販売にかかるコストは断然後者の方が安いはず。なのに、値段は一緒。しかも、パッケージ版を購入すればPCを変えても再インストール可能。何考えてるんだ?パッケージ版よりもゴミが少ない&流通にかかるエネルギーが少ない分エコロジーだからダウンロード販売は普及してほしいと思うが、販売する側がこんな姿勢だと普及するはずがない。
まぁ、結局そのゲームは、インストール先のディレクトリを丸ごとバックアップしておけばインストールしなくても遊べるという事が判ったから良いんだけど。
ポータブルオーディオプレーヤー
同じく、KENWOODのポータブルオーディオプレーヤーをしばらく前に買った。
買った後に気づいたのだが、シェル統合型の転送ソフトを使用して暗号化しないといけないらしい。Windowsの2000かXPユーザー以外は無視なのな。
普通にマスストレージ機能としても使えるんだけど、それで普通にコピーしたMP3は再生できない。マスストレージ機能が使えればUSBメモリとして非暗号化MP3を他のPCに持って行くことは可能だし、ソレが出来なくても別の方法で他のPCに持って行くことは容易い。非暗号化MP3の再生を制限しても著作権を守る意義は全くないし、ユーザーの利便性を損なうだけなのに、バカか?
同じ事が、音楽のダウンロード販売のコンテンツ保護全般にも言える。あれは、音楽を購入したユーザーが使用権を持っているという情報を「サーバーが」管理している。サーバーを管理している所が潰れたら、客は購入した筈のコンテンツの使用権を失うのだ。
つまり、Appleが倒産したら、iTMSで購入した音楽を他のPCに移動する手段が無くなり、一生聞きたい音楽が入ったPCは一生捨てられなくなる可能性がある。
こういった問題では一部の違法にファイル共有しているユーザーをスケーブゴートにしてメーカーは被害者ぶってるが、本当の被害者は一般ユーザーだ。メーカーは著作権保護団体だとか言うバカの集まりに媚びへつらって、ユーザーの利便性なんて二の次じゃねぇか。
ということで、KENWOODは即刻、非暗号化MP3の再生をサポートすること。Panasonicも、SDカードに普通にコピーした非暗号化MP3の再生をサポートすること。SD-Audioで著作権管理するのはSD-Audio用のオンラインショップで購入した曲だけで十分。