オブジェクト指向は流行じゃない!

まず初めに断っておく。ここで言うオブジェクト指向とはC++で再定義されたOOPのことを指し、SmalltalkOOPOOA/OODとかじゃない。

開発のスキルをUPさせるためには、とにかく、コードを書くこと。寝ても覚めてもコードを書くことです。そうしているうちに、いつの間にか、オブジェクト指向も身に着く(というか、その本質が何かに気づく)でしょう。

ダメです。理論が判っている人間が、その理論をどうやって実装できるか考えながら実装するのはともかく、がむしゃらにコードを書いてるだけじゃOOPできません。
OOPを勉強するには、先人が書いたOOPなプログラムを触って、「なぜそんな構造になっているのか」を考えるべきです。JavaAPI使ってプログラムを書くのはそれなりに勉強になります。何も学び取らない人も居ますが。

あと、「流行ってる技術=役に立つ技術」というわけではないということをしっかりと認識しなければなりません。今の技術者にもっとも必要とされる能力は、バズワードと本当に必要な知識を区別する能力かもしれません。

C++OOPは、少なくとも80年代後半には形になっていたな。流行時期は、80年代後半から90年代前半って所かな。
OOPは、流行が終わった時にしっかり根付いていた、本物の技術です。アスペクト指向なんかも、「オブジェクト指向の次」じゃなくて、オブジェクト指向の補完でしかありません。

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