Google DocsでデフォルトのフォントはArialだが、Arialは英字フォントなので日本語部分はブラウザの「標準フォント」が使われる。ページ分けしないDocsに議事録を書く場合などはいいが、ページ分けしたDocsやプレゼンテーションは閲覧者が同一のフォントで見た方がいいだろう。
フォント選択ドロップダウンリストの一番下に、Macだと「ヒラギノ丸ゴ ProN」「ヒラギノ角ゴ ProN」、Windowsだと「メイリオ」「MSPゴシック」「MSP明朝」などが並んでいるが、これもユーザーのOSごとに違うフォントになるのでユーザーごとにフォントを統一する目的では利用できない。
フォント選択のドロップダウンから「その他のフォント」を選ぶと追加フォント選択ダイアログが出てくる。この画面で「文字: 日本語」を選ぶと日本語に対応したフォントが選べる。
気に入ったフォントを選んだら、スタイル選択リストの下にある「「標準テキスト」をカーソル位置のスタイルに更新」を選択することで、以後の標準テキストのフォントを設定できる。タイトルや見出しのフォントも、デフォルトのままなら標準テキストのものに自動で変更される。
新規ドキュメントでも同じスタイルを使いたい場合は、同じスタイル選択リストの一番下にある「オプション」から「デフォルトのスタイルとして保存」を選ぶ。複数のスタイルは保存できないので、スタイルを使い分けたい場合はテンプレートとなる文書を保存しておこう。
ためしにいくつかの日本語フォントを並べてみた。全てフォントサイズは12で行間は1だ。 多くの日本語フォントの行間が大きいのが気になる。これがバグなのかこういうものなのかはわからないが、スタイルがあまり崩れないようにするためには行間が狭いフォントを選び、行間が広いフォントを選ぶ場合はスタイルを調整する必要がありそうだ。