3月1日、Homebrew のデフォルトの Python が Python 3 になります。

以前からアナウンスされていた 通り、 3/1 (日本時間では 3/2 になるかも)にデフォルトの PythonPython 3 に切り替わる予定です。

現在そのプルリクエストがレビュー中です。

github.com

具体的には、今まで "python" という formula は Python2.7 でしたが Python 3.6 になります。 Python 2 をインストールするには brew install python2 もしくは brew install python@2 とします。(これまで使えていた python3 という Formula は python への alias になります。)

何らかの理由で意図的に Python 2 を選択しているユーザー以外は、 brew install python で(推奨される)Python 3をインストールできるようになるので、これは大きな前進です。

また、 Python 2 か 3 のどちらかに依存するパッケージが、今までデフォルトで Python 2 に依存していたのが、 Python 3 に依存するようになります。例えば vim をインストールする時、今までは brew install vim では Python 2 が有効になっていて、 brew install vim --with-python3 とすると Python 3 を有効にできるものの bottle (ビルド済みのバイナリパッケージ)が利用できずソースからビルドになってしまいました。それがこの変更でデフォルトで Python 3 が有効になります。

これで多くの vim, macvim ユーザーが +python から +python3 な vim に移行するので、vim プラグイン作者はより容易に Python 2 を切れるようになります。個人的に一番お世話になっているので例として vim を挙げていますが、多くのアプリで同じことがいえます。

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