最後の一押し

今、手元に退職願がある。すでに話は上まで通っていて、1月末を目途に辞める方向で調整中だ。
やはり、初めての転職は不安だ。周りには偉そうなこと言いまくってるけれど、そうしないとズルズル先延ばしにしてしまうのが自分で判るからだ。
22歳で年収450万は十分恵まれてるだろ?平均残業時間だって随分改善されたよ?いま派遣から請け負いに切り替えてるところだから、これからもっと労働条件良くなるだろ?実家暮らし止めて東京で一人暮らししたら、生活費や実家までの交通費を考えると年収150万は上がらないと今のフリーキャッシュフローを維持できないぞ?せっかく地元で、初めての彼女ができたのに、残して東京行くのか?・・・たくさんの言い訳が出てくる。
でも、この3年間で、社会人としては成長したかもしれないが、ハッカーとしては堕落した。やり直すには今しかない。先延ばしにして失うのは自分の時間だ。

ナイーブになっているところに、少し勇気をくれたのがこのエントリだ。
http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20060804/1154646609

それと、もう一つ注意点は、そういう、現場の有能な、しかも財布の紐を握っている人間が面接をするような会社って、社員の平均値がとても高いことが多い。

だから、自分のいまいる会社で、自分が抜きんでて有能だったとしても、そういう会社では、通用しないこともある。

望むところだ。そうなっても、2年で上位5%に入ってやる!

あと、大企業で働いている人に、ありがちな勘違いは、そんな中小企業は、一時的に年収が高くなっても、いつ倒産するか分からないとか安定しないのでは、というもの。

しかし、実際にそういう会社に転職してみれば分かると思うけど、能力主義の中小企業に、高給で迎えられるような人の年収はものすごく安定する。

なぜかというと、その中小企業が不安定になろうと、倒産しようと、いつでも、高給で転職できるから。すくなくとも、大企業でピンハネされて働いていたころより酷くなるようなことは、ほとんどあり得ない。

有能な人は、その人自身の商品価値によって、一生雇用が保障されているようなものなんですよ。

実質的に、市場原理が終身雇用を保障してくれているわけですね。

大企業にいたって30年後が約束される訳じゃない。むしろ、10年後にどこも雇ってくれないところまで堕落する方が危険だ。

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